木造2階建新築工事

~省エネでエコな住まい~

工事場所 

板橋区
家族構成 2人
間取り 3LDK+多目的ルーム
延床面積 96.05㎡

内観

【1階リビング】

1階リビングダイニング~奥の和室を見ています。和室の3枚引戸を開けると東西で風が通ります。閉めると寝室としても利用できます。また、リビングのシーリングファンライトで、室内の空気を循環させます。

【2階多目的ルーム】

2階多目的ルームと奥の洋室。洋室の3枚引込戸を開閉した状態です。これらの建具類でプライベート空間として、また広いスペースとして使い分けます。


基礎・土台

基礎の配筋です。耐力壁は外周部で確保しているので、内部の基礎立上り鉄筋はありません。

基礎コンクリート打設後です。コンクリートはベース(平らな部分)と立上りを一発打ち(一体打ち)しているので、コンクリートの継ぎ手無く浸水の心配もありません。

土台と15cm角の大黒柱(2本)。内部の構造的な柱はこの2本で支えています。その他は外壁の柱に持たせます。


内壁・外壁

内壁の現場発泡ウレタン断熱材です。外側の遮熱シートと併せて特許を取得している材料です。これで内側は隙間なく断熱します。屋根も同様です。

外壁下地の遮熱シート。暑さをシャットアウトします。防水性も兼ね備えたシートです。


屋根

屋根下地の遮熱シート。このシートで夏の暑さをシャットアウトします。上の細い木材は通気材です。熱気が屋根裏に伝わりにくくするために屋根内を通気・排気させます。

仕上のガルバリウム鋼板。対候性のある材料です。頂点にある棟の真ん中に棟換気という材料を付けて屋根内部の熱気を逃がしています。


【設計者より】

 長期優良住宅の可変性の観点から、内部の構造的な柱は2本だけで外周部に耐力壁を配置する構造にしました。もちろん耐震性は十分確保して計算してあります。これによりライフスタイルの変化に応じた間取り変更が容易にできる住まいになっています。また、省エネ基準では現場発泡ウレタンとアルミ遮熱シートを外壁・屋根全面に施す特許工法を採用。夏涼しく冬暖かい住まいです。内装では床板を桧で、壁は自然素材の塗壁材で仕上げ、1・2階共明るさの確保と東西南北の風通しを建具の開閉で行えるような間取り計画を考えました。これから永く住まわれるお客様には、今後の住み心地の感想を是非聞かせて頂きたいと思っています。